アレクサンダー・テクニーク

あなたは自分の身体を上手に使えていますか？
アレクサンダー・テクニークを学ぶことで、もっと楽に楽器演奏が出来るようになります。

小さな子供は自然に無理なく立ったり座ったり、バランスのとれた動きをしています。しかし、大人になるにつれ、知らず知らずの内に自然な動きを妨げるような癖を身につけ、必要以上の緊張や、余分な力をいれて日常生活をするようになってしまいます。その結果、心身の機能が低下し、筋肉や関節の痛み、エネルギーの低下、姿勢の悪化など、年と共にいろいろな障害が起こってくるのです。そんな、様々なトラブルから貴方を開放することを学びましょう。アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、日常生活のみでなく、音楽、演劇、スポーツ等それぞれの分野で自分が持っている力を十分に発揮できる様、自分の身体を上手に使う事を学びます。

F.M.アレクサンダーについて（1863～1955）

Frederick・Matthias・Alexander（フレデリック・マサイアス・アレクサンダー）は、オーストラリア出身の将来を嘱望された舞台俳優でした。ところが、舞台上で声がかすれる事が度重なり、医者にかかりましたが、医学的にはなんの異常もなく、どの医者も喉の休息をすすめるだけでした。

そこで彼は、医学上問題がないのならば自分の行動に原因があるに違いないと、自分を観察し始め、やがて、自分が舞台上のみでなく日常生活においても、身体の自然な協調作用と機能を妨げる不必要な動きや緊張をしている事を発見しました。アレクサンダーはそれを防ぐ方法を編み出し実行するうちに、発声だけでなく、健康状態も非常に改善されていったのです。そして、彼はこの方法を多くの人に教え、その結果、それを高く評価する人々の薦めもあり、1931年ロンドンにおいて最初の教師養成コースをスタートさせました。

現在では、医師やセラピストなどがこのテクニークをすすめており、音楽、演劇、スポーツなど多くの分野でもアレクサンダー教師が指導に当たっています。

講師略歴　講師：茅原初子

長年にわたるフルート講師としての経験から、アレクサンダー・テクニークの必要性を実感し渡英。1998年～2001年　イギリスにてＳＴＡＴ（The Society of Teachers of The Alexander Technique）公認アレクサンダー・テクニーク教師資格を取得。

2001年より　静岡県はもとより、東京、大阪、名古屋で定期的に個人レッスンやワークショップを開催。2002年～2013年まで、年1回イギリス　オックスフォードの教師養成コース（HATSO）にて指導にあたる。2013年～2017年まで、兵庫県芦屋市にて日本初の教師養成コース（アマックコーポレーション）にて指導にあたる。

アレクサンダー・テクニークＳＴＡＴ公認教師、静岡県フルート協会顧問、富士ミューズフルートアンサンブル会長、富士ジュニアオーケストラ代表、（株）かやはら　取締役会長（音楽事業部担当）

レッスンの内容

日常生活での動作（立つ、椅子に座る、椅子から立つ、歩く、横になるなど）を利用します。教師は両手と言葉を使って、それぞれの動作の中で、バランスのとれた身体の使い方を体験できるように導きます。

生徒は動作と身体の関わり方を意識しながら、不必要な緊張や癖を取り除き、心身の、より無理のない使い方を学んでいきます。

数回のレッスンで効果が現れる事もありますが、しっかりと原理を理解し、日々の生活に活用できるようになるには、通常20～30レッスンをおすすめします。

服装について

動きやすく、楽な服装でお越し下さい。女性の方はスカートは避けてください。

どんな人が習っていますか？

ストレスや緊張による身体の様々な痛みをなくす為に学ぶ人もいれば、演奏・演技能力を高める為に学ぶ人もあり、またスポーツやダンス等あらゆる分野の人が習っています。
欧米では多くの医者やセラピストが患者にすすめていますし、イギリスでは医師の処方箋があれば、保険もきくようになっています。また、主要音楽学校、演劇学校でも多くの教師が指導に当たっています。